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  3. 目覚めた瞬間の強い尿意|尿もれ相談

目覚めた瞬間の尿意が強く、トイレまで間に合わないことがあります。

半年くらい前から、朝起きてすぐにすごく強い尿意を感じ、ときどきもれてしまいます。


おねしょではないのですが、朝目が覚めたときに、今にもおしっこが出てきそうな状態で、すぐにトイレに駆け込むのですが、間に合わずに途中で出てしまうことがあります。


トイレに行きたくて目が覚めるわけではなく、目覚まし時計が鳴るまで目が覚めないことが多いです。もともとトイレは近いほうでもないし、昼間はまったく尿もれはありません。夜寝ている間にトイレに行くこともありません。


朝起きる時間を少し早くしてみてもあまり効果はなく、逆に休日などいつもより1~2時間寝坊しても途中でトイレに起きたり、おねしょしたりすることもありません。


本当に目覚めた瞬間の尿意がすごく強くなっただけです。トイレまで間に合うこともありますが、週に2、3回は下着かパジャマまで濡れてしまうほどの量が途中でもれてしまいます。


何回かトイレの前で床が濡れるくらい大量におもらしをしてしまったこともありました。友だちと旅行に行ったりすることができなくなったし、またこのままだとそのうちおねしょをするようになるのではないかという不安も感じます。(みお・27歳)

排尿記録をつけて、朝の尿量チェックを。産婦人科的な問題がある場合も。

朝起きぬけに強い尿意があり、急いでトイレへ行くがもれてしまう。中高年女性にはよくあるご相談ですが、27歳の子どもを産んでいない女性にはやや珍しいことです。


医学的な原因探索。尿量や排尿間隔について情報を集めるために、余裕のある日をみはからって排尿記録をつけるのがよいでしょう。


第一のポイントは、まず尿のもれてしまう朝の時間にどのくらいの量の尿が溜まっているのか、ということです。その次に、特に問題の起こらない昼間の1回1回の排尿量と1日の尿量の合計を比較します。


朝のトラブルのある時間帯にダントツに多量の尿が溜まっているようならば、朝に限って切迫する、もれるとしても何の不思議もありません。昼間は仕事などの事情で水分をあまりとっておらず、夜8時以後に集中的に食事や水分、ビールなどを摂取して夜中に利尿が集中する、という問題はありませんか。


子宮や卵巣などの病気が隠れていることもあります。子宮筋腫や卵巣嚢腫で膀胱が外から圧迫されているかもしれません。念のため、産婦人科でみてもらいましょう。朝起きぬけの排尿量は特に多くなく、子宮筋腫や卵巣嚢腫などで膀胱が圧迫されていることもない場合、やや非典型的ですが過活動膀胱に準じて手当することになります。


膀胱炎でないこと、残尿や排尿困難など排出障害に関する問題点がないことを確認した上で、抗コリン薬を使用します。昼間の排尿のリズムをみて、1日型もしくは短期作用型の抗コリン剤を選択し、夜寝る前に服用するようにします。


診断がつかないうちは、とりあえずパッドのお世話になりましょう。夜寝るときに枕元に1枚用意しておき、朝、床を離れる前にパッドをあててから行動開始します。もしくは、夜寝るときにパッドをあてておきます。


監修:社会福祉法人三井記念病院 産婦人科 中田真木先生