尿もれ百科事典

骨盤底トレーニング

これは、手術でも薬でもない治療です。

骨盤底の理学療法には、骨盤底の筋肉を使いこなすための骨盤底トレーニング、骨盤底トレーニングの発展としてのバイオフィードバック、磁気や電気で骨盤底の神経や筋肉を刺激する物理療法などがあります。

骨盤底トレーニングは、説明のチラシやサイトなどを見ながら自分で行なうことが可能です(*)。

骨盤底のバイオフィードバックや骨盤底への刺激治療は、一部の泌尿器科で行なっていますが、健康保険が使えないか認可がとれていないものが多く、費用も公定価格なるものが存在しません。

理学療法は、薬や手術と比較して安全です。特に、手術と比べるといやなときに後戻りできるタイプの治療であるため、消費者にも診療所の医師にも、とりあえずは理学療法の効き目を見ようとする人がとても多いようです。

一方、理学療法の効果には限界があります。

専門医たちは、尿もれの原因やもれやすさのレベルなどによって、それぞれの女性に適切な治療や管理法を選択していただくのがよいと考えています。

(*)骨盤底トレーニングはどういう人に効くか(何に効くか、どういう人なら効くか)、どのように行なったら効果が出るかなどは、ここ10~20年の間、論争されてきました。チラシやサイトで勉強して自宅で行なうだけでは、正しい方法でできていない場合があり、その効果は不十分とする意見もあります。また、尿もれの度合いによっては骨盤底トレーニングでは改善が期待できない場合もあります。

(監修/中田真木)

※尿もれを引き起こす原因の特定は個人の判断では難しい場合がありますので、専門医にご相談ください。

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